令和7年度 体験談を聞く会の開催報告
令和7年6月16日(月)に、砺波体育センター にて、「体験談を聞く会」を開催いたしました。
現在一般企業にて就労している障害のある方で、富山県によって養成された「ピア・フレンズ」の方に講師になっていただき、『「働く」について思うこと~就職活動と働き続けるために向き合っていること~』と題して、就労に向けて頑張られた様子や就労されてから頑張っていらっしゃる様子を話していただきました。また、講師の話の後に、事前に参加者から聞いていた質問事項や講師の話を聞いての質問に対して、講師から回答する時間も設けました。
講師から、働くために取り組んだこととして「早寝早起きや服薬はしっかりとすること。」や「家ではのんびりしリラックスしたり、気持ちの切り替えも大切であること」などの話をしていただきました。また、病気との付き合い方として、「服薬はしっかりとする」ことをはじめ、「誰かに言われたからするのではなく、自分らしくいるようにした」ことや「100点満点でなければいけないではなく、50~60点でいいかと思うようにした」ことで、心の安定が図られるようになったと、職場等での経験をふまえて説得力のあるお話しをされました。
参加された方のアンケートからは、「不安に対する考え方が変わりました」、「就職活動をするにあたり考え方の参考にしたい」、また支援者からのアンケートでは、「自身の障害を理解し、就労に向かう際のとらえ方の工夫について聞けて勉強になった」、「100%でなく、自分が居心地よくいられるペースで頑張ればいいというメッセージが心に残りました」などの意見をいただいて、大変に意義のある体験談を聞く会になりました。
当センターでは、今後も障害のある方々の就労に向けて、支援させていただきたいと思っております。